にんにくの保存方法と栄養は?効果的な食べ方ってあるの?

にんにく

にんにくは、料理を美味しくしたり、スタミナ食材としてもよく知られています。

健康や料理のひと味のためにも常備しておきたいにんにく

長持ちさせるための保存方法や気になる栄養効果、また、効果的な食べ方をご紹介します。

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にんにくの保存方法は?

にんにくは、ユリ科ネギ属の植物で、食べているのは根元の球根の部分です。

料理や健康のために常備しておきたい野菜の一つですが、気がついたら芽が出てしまって、
にんにくがしわしわになっていたなんてこともザラです。

芽が出てしまうと、そちらに栄養が吸い取られてしまいます。
なので、芽が出ないうちに出来るだけ早く使い切るようにした方が良いのですが、
そんなに一度に使い切れるものでもありません。

にんにくの芽についてはこちらの記事もどうぞ

 【にんにくの保存方法と栄養は?効果的な食べ方ってあるの?】

また、保存状態によってはカビが生えたり、腐ってしまうこともあります。

そこで、にんにくを長持ちさせるための保存方法をご紹介します。

【にんにくの保存方法】

■常温保存の場合
皮付きのままネットに入れて、風通しの良い所に吊るす
高温多湿になるところは避けます。
湿気が多いとカビやすくなります。

保存期間は約1~2週間(保存状態によって、短くなることも長くなることもあります)

■冷蔵保存の場合
皮付きのまま新聞紙に包んで冷蔵庫に入れてください。
特に、夏は高温多湿になりやすいので冷蔵庫に入れたほうが良いでしょう。

薄皮までむいた粒の状態のものは、1個ずつラップで包みます。
でないと、すぐ干からびてしまいます。

保存期間は丸ごとで約1~2ヶ月、粒で約1ヶ月

■冷凍保存の場合
・にんにくの薄皮をむいて、ラップに包むか、ジッパー付きの保存袋などに入れて冷凍します。
凍ったまま刻むか、すりおろして使います。
解凍すると身が崩れやすくなるので、そのまま潰して使える料理に向いています。

・スライス、またはみじん切り、すりおろしたものをラップに並べて、平たい状態で冷凍します。
臭いが移ることがあるので、ラップのままナイロン袋に入れてください。

保存期間は、粒で約半年、切ったもので約2~3ヶ月
(冷凍焼けしてしまうと、風味が落ちたり、スカスカになったりしてしまうので、
早めに使い切るようにしてください)

■調味料に漬ける
・にんにく醤油
1.煮沸消毒した瓶に皮をむいて、おしりの部分を切り落としたにんにくを入れます。
2.にんにくがひたひたになる程度、醤油を入れます。
3.時々瓶を揺すって、にんにくが混ざるようにします。
4.にんにくが色づいてくるまで涼しい場所で常温保存、色づいてきたら冷蔵保存します。
5.1週間くらいで醤油ににんにくの香りがつくので、料理に使えます。
にんにく自体はしっかり浸からないと辛いので、そのまま食べるならしばらく待ちましょう。
6.醤油やにんにくを使って減ってきたら、新しく足していきます。

・にんにくオイル
1.煮沸消毒した瓶に皮をむいて、おしりの部分を切り落としたにんにくを入れます。
2.にんにくがひたひたになる程度、オイルを入れます。
おすすめはオリーブオイルです。
3.時々瓶を揺すって、にんにくが混ざるようにします。
4.にんにくは粒のままでも、みじん切りやスライスでもお好みで。
切ったものの方が早く香りがつきます。

・にんにくのはちみつ漬け
1.煮沸消毒した瓶に皮をむいて、おしりの部分を切り落としたにんにくを入れます。
2.にんにくがひたひたになる程度、はちみつを入れます。
3.時々瓶を揺すって、にんにくが混ざるようにしながら2~3ヶ月漬けます。
はちみつが茶色っぽくなったら食べ頃です。

にんにく醤油は、チャーハンや野菜炒め、焼き肉のタレやドレッシングなど、色々使えます。
漬かったにんにくもそのまま食べたり、料理にも使えるので、作っておくととても重宝しますよ。

にんにくの栄養と効果は?

健康やスタミナの代名詞のようなにんにく
疲れている時に食べると元気になると言われています。

にんにくには一体どのような栄養と効果があるのでしょうか?

【にんにくの栄養と効果】

にんにくの栄養素は、
・カリウム
・タンパク質
・ビタミン
・脂質
・食物繊維
などです。

これ以外に、にんにくには非栄養性機能物質という成分が含まれています。
にんにくのスタミナや効果と言われるものは、主にこの非栄養性機能物質が持っています。

よくあげられる効果には、
・がん予防
・美容効果
・冷え性の改善
・高血圧の改善
・動脈硬化の予防
・アンチエイジング効果
などがあり、次のような成分に、これらの効果があると期待されています。

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・アリイン
アミノ酸の一種。
滋養強壮、疲労回復効果があると言われています。
ニンニクを加熱したり、切ったり、すりおろして細胞が壊れると、
アリイナーゼという酵素と反応してアリシンに変化します。
アリイン自体は無臭です。
ニラやらっきょうにも含まれています。

・アリシン
アリインが変化したものです。
強力な殺菌・抗菌作用があります。

・スコルジニン
アリシンを加熱すると変化します。
強い還元作用と強壮効果があると言われています。
毛細血管を拡張して血液の流れを良くしたり、新陳代謝を活発にするので
疲労回復や美容に役立ちます。

・ジアリルトリスルフィド(DATS)
アリシンをオイルに漬けたり、低温加熱すると変化するものの一つ。
がん細胞の増殖を抑えたり、消滅させる効果があると言われています。

・ジアリルジスルフィド(DADS)
アリシンをオイルに漬けたり、低温加熱すると変化するものの一つ。
二硫化アリルとも言われ、にんにくの臭いの元です。
肝臓の解毒作用を助けたり、大腸がん予防への効果が期待されています。

・アリチアミン
アリシンとビタミンB1が結合して出来ます。
ビタミンB1は、ビタミンB1は、糖質をエネルギーに変えたり、疲労回復や体力増強に欠かせない栄養素です。
しかし、水溶性のため吸収率が悪く、せっかくたくさん食べても尿と一緒に排出されてしまいます。
ところが、アリシンと結合するとアリチアミンに変化して、脂溶性になるため吸収率が高くなります。
体内に蓄積されやすくなるので、ビタミンB1がしっかり働き、糖質をエネルギーに変換しやすくなります。

・S-アリルシステイン
にんにくを熟成させると出てくる成分で、強い抗酸化作用があります。
そのため、高血圧や動脈硬化、ガンの予防などへの様々な効果が期待されています。

・アホエン
血栓を防ぐ効果があり、血液をサラサラにします。
また、脳を若返らせて記憶力をアップする、ガンの発生を抑えるとも言われています。
生のにんにくには含まれておらず、100℃以下の油で加熱すると
アリシンがアホエンへと変化します。

このような成分が、健康や疲労回復などに役立つと言われています。
健康や美容のために、疲れた時やスタミナをつけて頑張りたい時など、
積極的ににんにくを食べるようにしてみましょう。

にんにくの効果的な食べ方は?

にんにくを加熱した時の香りは食欲をとてもそそります。
料理に使うと、一味も二味も上がるような気もします。

それだけでも、十分お役立ちなにんにくですが、どうせ食べるなら効果的に食べたいですよね。

まず、にんにくに含まれているアリインは、
生でも加熱しても効果は変わりません。
すりおろしたり刻んだりすることで、アリインは強い殺菌効果のある
アリシンに変化します。

生で食べる場合は、鰹のタタキや刺し身などに薬味で添えて一緒に食べると、
食中毒対策になります。
みじん切りにしたにんにくとネギ、ショウガ、ごま油を少し入れたポン酢ベースのタレに混ぜ、
冷奴にかけても美味しいです。

ただ、アリシンは殺菌効果が強いため、生で食べ過ぎると刺激が強く、
胃腸障害を起こすことがあるので注意が必要です。

おすすめの食べ方は、ビタミンB1が多い食品と一緒に加熱して食べることです。
ビタミンB1は、糖質をエネルギーに変え、疲労回復や体力増強に欠かせない栄養素ですが、
それだけでは吸収率が悪いのが難点です。
でも、アリシンと一緒に食べることで、吸収率の高いアリチアミンに変わります。

ビタミンB1が豊富なものには、
・豚肉
・玄米
・大豆食品
・レバー
などがあります。

スライスや刻んだにんにくを油で豚肉を炒めたり、肉じゃがに潰したにんにくを2~3片入れると、
スタミナアップにはもちろん、風味も良く美味しくなりますよ。

また、アリシンを加熱して変化するスコルジニンにも、
疲労回復や体力増強などの効果があると言われています。
スコルジニンは新陳代謝の促進や血液循環を良くする作用もあるので、
美肌効果も期待できます。

にんにくを加熱すれば出てくる成分なので、炒めたりはもちろん、
切らずに丸ごと焼いても美味しく食べられますよ。
切らずに丸ごと焼くと、気になる臭いが多少弱まるというメリットもあります。

加熱した場合でも、にんにくは効果が強いので食べ過ぎには注意です。
胃痛・腹痛などの胃腸障害の他に、血圧の上昇や頭痛、
便秘や下痢などの症状が出ることがあります。
体調が悪い時などは特に症状が出やすくなります。
空腹の時ににんにくだけ食べるというのもやめてくださいね。

1日の目安は、成人で生なら1片、加熱したもので2~3片です。
子供や高齢者はその半分です。

おわりに

料理を美味しくしてくれたり、スタミナをつけてくれたり、良いところがいっぱいのにんにく。
いつでもすぐに使えるように上手に保存して、疲労回復・体力増強に役立てましょう。

でも、食べ過ぎには注意ですよ~。

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