にんじんはどうやって食べていますか?
皮はどうしていますか?
にんじんの皮はちょっとザラザラしていたり、
ゴワゴワしていることもあるので、
料理する時、皮を剥こうかどうしようか、
悩むことはありませんか?
そもそも、にんじんの皮って、
食べるものなんでしょうか?
にんじんを目の前に考えてしまっている人も
いると思います。
そこで、にんじんは皮ごと食べらものなのかどうか、
皮を剥く時の包丁でのコツ、
にんじんの皮に含まれている栄養について、
ご紹介していきます。
人参は皮ごと食べるもの?
にんじんを食べる時、皮は剥きますか?
それとも、皮ごと食べますか?
節約本などには、人参の皮を使った料理法が掲載されたりしているので、
皮はちゃんと食べられるということですよね。
なので、にんじんは皮ごと食べても大丈夫ということですが、
ちょっとごわごわしたり、固く感じたり、
あまり食感は良くないかもしれません。
そもそも、にんじんの皮ってどの部分だと思いますか?
それこそ、ごわごわした固い部分のことじゃないの?
と思われるでしょうが、実は違うんです。
大抵の人が皮だと思っているだろう、
外側の部分もにんじんの「身」なんです。
本来のにんじんの皮はとても薄いため、
出荷前に洗浄される時にむけてしまうんだそうです。
その後、乾燥して表面が固くなり、皮っぽくなってしまうんです。
というわけで、実は「身」なので、ちゃんと食べられるんですよ。
でも、やっぱり固いので剥かずに食べるなら、
カレーやシチューなどのぐつぐつ煮込む料理に向いています。
もし、サラダなどに使うために皮(っぽい部分)を剥くなら、
残しておいて活用しましょう。
■にんじんの皮のきんぴら
1.にんじん(3~4本分)をきれいに洗って、皮を剥き、細切りにします。
2.フライパンにゴマ油(大さじ1)をひき、にんじんの皮を炒めます。
3.にんじんの皮の色に油がまわったら、
しょうゆ・みりん 各小さじ2を入れます。
4.調味料がほぼなくなったら、ゴマを適量入れて出来上がりです。
簡単に作れるので、ぜひ試してみてくださいね。
他にも甘酢漬けや、チップスなど色々なレシピがあります。
また、剥いた皮を天日に干すという方法もおすすめです。
天日干しにすると、味が凝縮され甘みも増します。
長期保存がきくので、煮物やみそ汁の具などにいつでも使えて便利ですよ。
人参の皮むき 包丁で上手にするコツ
にんじんは細長いので、剥くときにはピーラーを使うと、
特に縦に剥きたい時は、簡単に上手にできます。
でも、ピーラーがない場合など、包丁で剥くしかない時もありますよね。
包丁で上手に剥くコツは、まず、包丁をしっかり研いでおくことです。
包丁は切れ味が悪いとむきにくいので、
シャープナーでしっかり研いでから使うようにしてください。
次に、にんじんの皮を剥いていきますが、
包丁でピーラーのように縦に細長く剥くのは、
なかなか難しいことだと思います。
そんな時は、長いままだと剥きにくいので、
まず先に、にんじんを料理に合う適当な長さに切ります。
2~3等分くらいの長さ(5cmくらい)なら剥きやすくなります。
そして、桂剥きの要領で剥いていきます。
・身と皮の間に縦に包丁を入れ、包丁ではなくにんじんの方を動かしながら、
皮が途中で切れないように一周します。
この剥き方なら、後から細切りにしやすいです。
けれど、包丁にあまり慣れていないと、ちょっと難易度高めなので、
りんごをくるくる剥くようにして、
少しずつ剥いていきます。
このようにして剥いた皮は細切りにはしにくいので、
細かくみじん切りにして、スープなどにしてみましょう。
柔らかく煮れば、食感は気にならなくなりますよ。
にんじんの皮の栄養ってどんなもの?
野菜は、身と皮の間に一番栄養があるとよく言われています。
実際、にんじんの本来の皮はすでに剥かれてしまっているとはいえ、
にんじんの皮に近い一番外側の部分にも、栄養がちゃんと残っています。
例えば、βカロテン。
体内で、抗酸化力のあるビタミンAに変換されます。
抗酸化力が免疫力を高めるといわれています。
他には、美肌効果が期待できる、ビタミンC。
高血圧予防のカリウム、不溶性で便秘の予防の食物繊維、
消化吸収を促進してくれる酵素があります。
特に主な栄養素であるβカロテンは、皮のあたりに多く含まれています。
なので、できれば皮もしっかり食べたいところです。
βカロテンは、油に溶けやすいビタミンなので、
油で炒めると吸収が良くなります。
スープに入れる時も、先に軽く油で炒めてからにすると、
栄養も摂れ、さらに美味しくなりますよ。
おわりに
にんじんの皮だと思っていた部分は実は身で、
栄養もしっかり含まれているので、
できれば、丸ごと食べたいところです。
でも、生で食べるにはちょっと固いからむくという場合も、
きんぴらやスープにして食べてみてくださいね。