10キロサイズのお米を買ったものの、
なかなか使い切れなくて、
どんどん古くなっていく・・・
家族が少人数だったり、少食の人ばっかりだと、
こういうこと結構ありませんか?
お米が古くなってくると、
普通に炊いてもぱさついたりして、
あまり美味しくありません。
そこで、古いお米を美味しく食べる方法や、
賞味期限はどれくらいまでなのか、
また、他の使い道について、
ご紹介します。
古い米を美味しく炊く方法は?
お米は、多少古くなっても食べられますが、
古くなるにつれ、味はどんどん落ちていきます。
お米の見た目もツヤがなくなり白っぽくなったり、
筋が入ったり、ひび割れたりすることもあります。
そんなお米をいつも通りの方法で炊いても、
ぱさついていたり、においが気になったり、
お米の旨味や甘味を感じにくかったりと、
あまり美味しくは食べられません。
そこで、新米に匹敵するぐらいの味で食べられるようになる方法を
ご紹介していきたいと思います。
また、お米は保存方法一つでも味や栄養成分が違ってくるんですよ。
【古いお米を美味しくする研ぎ方!】
お米を美味しく食べるための一番のポイントは、
なんといっても研ぎ方です。
研ぐお水は結構重要で、ミネラルウォーターか浄水器の水で、
できるだけ冷たい水を使用するのがおすすめです。
1.最初は、お米をすすぎます。
ボウルにたっぷりの水を張り、そこにお米を入れて、
サッと混ぜてすぐ水を捨てます。
これを2~3回繰り返して、水を切ります。
(この作業の理由は、乾燥したお米は、最初に水に浸かった瞬間に
その水分を吸収してしまいますので、
糠やにおいも一緒にしてしまいます。
少しでも防ぐためには、素早く水を入れ替えます。)
2.次にお米を研ぐ作業です。
すすいだ水を切ったら、続いて研いでいきますが、
手に力を入れすぎないように、ボールをつかむような手つきで
ボールの中を20回ほどかき回して研ぎます。
そこに、水を注いで2~3回ぐらいかき回し、
とぎ汁を流します。
この作業をもう一度繰り返して研ぐ作業はおしまいです。
シャカシャカと音が出るぐらいの速度で研ぎましょう。
新米の場合は、お米が割れないように
力を加減することが大事ですが、
古いお米の場合は、劣化したお米の表面を落として、
糠臭さを消す必要があるので、
少し力を入れてしっかり研ぐ方が良いです。
3.次に最後のすすぎかたです。
研ぎ終わったところに水を入れてすすぎます。
3回ぐらい水を入れ替えて
水の濁り具合が薄く濁っているぐらいになればOKです。
4.浸水
お米を炊く前には、水につけて置く時間が必要です。
お米のデンプンが分解することで、
粘りのあるふっくらしたご飯に炊きあがります。
浸水時間は、気温によって変わってきます。
夏場なら30分程度の冷たい水につけて置きます。
冬場では、時間が1~2時間ぐらい長めに、
その中間の季節(春や秋)は、45分程度の時間を目安にしてください。
そうすることで、美味しいご飯が炊けます。
【古いお米を美味しく炊く6つの方法】
次はいよいよお米を炊いていきます。
そのときに一手間加えると美味しく炊くことができるので、
手軽で簡単にできる方法を6つ、紹介します。
1.炊く時に氷を入れる
お米を炊く時は、沸騰するまでの時間が長いとお米の甘みが増すので、
炊飯するときのお水は冷水にします。
2.炊く時にみりんを入れる
みりんを加えることで、みりんに含まれる糖によって
お米がコーティングされて、ふっくらしたツヤのあるごはんが炊けます。
みりんの量は、お米1合に対して大さじ1杯くらいです。
3.炊く時にお酒を入れる
お酒を加えるとお米が、ふっくらと炊き上がります。
お酒には、食材をふっくらとさせる働きがあります。
量は、お米1合に対して大さじ1杯ぐらいです。
4.炊く時に油を入れる
サラダ油やオリーブオイルを入れることにより
お米にツヤが出て炊き上がります。
油を入れる量は、少量で構いません。
5.もち米を入れる
米ともち米を9:1の割合で炊くと、
パサつきがなくなり美味しく食べられます。
もち米の代わりに、米2合につき切り餅1個を4等分して入れても、
美味しく炊けますよ。
6.炊く時に炭を入れる
炭を入れることにより、
ふっくらした口当たりの良いお米が炊き上がります。
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理由は、炭がミネラル分と遠赤外線を出すためです。
そこに、プラス塩をひとつかみ入れることにより
美味しさがさらにアップしますよ。
どの方法も古くなったお米を美味しく炊くことができるので、
いろいろ試してみて、自分の好みに合うものを、
見つけてくださいね。
古い米の賞味期限はどれくらい?
元々、お米は農作物なので、野菜に賞味期限の表示がないように、
お米にもありません。
なので、目安としては、
精米したお米の場合、未開封の状態で冷暗所に正しく保管すれば、
暑い時期で1ヶ月くらい、寒い時期で2ヶ月は保存が可能です。
ただ、この期間を過ぎたからと言って、
すぐに食べられなくなるわけではないので、
お米の様子をみて判断します。
多少黄色くなっていても食べられますが、
・嫌な臭いがする
・カビが生える
・虫がわく
というような状態になったらあきらめましょう。
虫がわいても、たくさんでなければ、
食べられないこともないです。
お米の虫対策についてはこちらをどうぞ
⇒ 『お米の虫対策には唐辛子?虫の種類やどこから来るか知ってる?』
⇒ 『お米にわく虫の駆除方法は?その米食べても大丈夫?部屋に発生したら?』
しかし、精米したお米の場合は、
日に日に劣化するのは防ぎようがありません。
精米せずに保存をしておくというのも一つの手ですが、
精米に行く手間は結構たいへんですし、
そもそも、近所に精米機があるとも限りません。
となると、精米したお米を購入した方が便利なので、
古いお米になってしまう前に、出来るだけ早く食べきるのがベストです。
また、お米が美味しく食べられるかどうかに大きく関係しているのは、
保存方法です。
お米の劣化を少しでも遅らせるためには、
温度・湿度・虫・臭いに注意することが大切です。
おすすめの保存場所は冷蔵庫です。
冷蔵庫は、温度・湿度・虫・臭いを防ぐには最適なんです。
お米は密封容器で冷蔵庫に保存して、
少しでも長く美味しくお米を食べましょう。
古い米の使い道は?
古いお米は、そのまま炊いて食べても美味しくないし、
どうしようと悩んだ時は、
料理して味付けすると美味しく食べられます。
・チャーハン
・炊き込みご飯
・ピラフ
・リゾット
・おかゆ
など・・・。
特に、チャーハンのように油を使う料理なら、
ぱさつきも気になりません。
炊き込みご飯にする時も、
鶏肉を入れたり、少しもち米を加えると、
しっとりした美味しいご飯になりますよ。
上で紹介した古いお米の炊き方で紹介したように、
もち米の代わりに、切り餅を入れても、
もちもちになって美味しいです。
おわりに
お米は古くなっても、カビが生えたり虫がわいたりしなければ食べられますが、
味はどんどん落ちていきます。
古くなってしまったら、少しの工夫で美味しく食べられるようになるので、
今回紹介した方法を試してみてくださいね。
でも、お米は新しい方がやはり美味しいので、
お米は買ったらなるべく早めに食べるようにするか、
すぐには食べ切れなさそうな時は、
上手に保存して美味しさを長持ちさせましょう。